漂うは皇朝の香り、栄華に花を添える黄茶

「ムレ」ているお茶、黄茶

繝繝ャ

中国茶の中でも特別なお茶とされる「黄茶」。
他の5種の茶類には施されない工程を挟むことに、黄茶特有の風味の秘密があります。
加熱によってカテキンの酸化を止めた直後に葉をよく揉み、茶葉の形を整える作業を受ける―すると茶葉自体が水分と熱を保った状態になります。この湿気た状態で茶葉をムレさせる「悶黄(モンオウ)」と呼ばれる工程を挟むとあら不思議。なんと茶葉はうっすらと黄色みを帯び、茶水の風味にもそのもわりとした工程をそのまま反映したかのような独特の風味が生まれるのです。
この黄茶の鰹出汁の様に奥深い味わいは、熱しては冷まし、ムレさせて・・・といった具合に大変な手間をかけて作られている貴重なお茶なのです。

http://goo.gl/YAybuW

皇帝のお茶としての黄茶

history04

このように手間をかけて製造されている黄茶は、現状中国全土での年間生産量が1tに満たない品種があるほど。
これは唐代から清朝に至るまで、皇帝への献上品として製造されてきた歴史が黄茶にあるからです。特に清朝の乾隆帝は黄茶を好んでおり、貴重な茶葉を9kgも献上されていた記録があります。
黄茶を製造する為には前述の手間のかかる工程での加工に加え、皇帝が飲むに足る茶葉自体が一級品でなければならないという観念の元、黄茶独自の茶葉選定基準が設けられてきた品種もあるのです。この茶葉の選定基準を明文化したものは「九不摘(虫食いや汚れなどが無いものしか採摘してはならない)」と呼ばれ、現在も脈々と受け継がれています。

https://goo.gl/ZfGGp8

代表的な黄茶二選

蜷帛アア驫€驥晢シ・jpg

そんな貴重な黄茶として特に有名なのが、湖南省の洞庭湖のほとりに張り出した君山でのみ製造される「君山銀針(クンザンギンシン)」。
こちらは九不摘の基準をクリアした茶葉のみを三日三晩かけて加工したお茶で、その香りは鰹や昆布からとったお出汁の様なまろやかな風味。まさに皇朝の頂点を極めた皇帝にのみ許される特別なものといって差し支えないお茶です。
もう一種有名なものといえば、四川省の蒙山で生産される「蒙頂黄芽(モウチョウコウガ)」。こちらも同じく皇帝献上品として生産されてきた歴史ある銘茶である一方で、君山銀針よりもどこか香ばしくて花の香りがする、或いは苦み・甘みがあるといった様に緑茶的な性格も持つお茶です。

http://goo.gl/iUO56t
http://goo.gl/Qxy1bj
http://goo.gl/zzLFrc

FavoriteLoadingお気に入りに追加
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう
CUiSiNE [キュイジーヌ]の最新情報をお届けします
300x250
300x250
関連するまとめ

このまとめに関するキーワード

キーワードからまとめを探す

カテゴリ一覧

過去の人気記事

過去の人気記事をランダムでご紹介♪

健康に、美容に効く!秘めた力の威力がすごい!タマネギ

ふじなみまき

日本人なら必見!エビの魅力

Takahiromaru

ベルガモットって万能だったんだ!意外なその効能とは?

フルーツ

アンデスメロンは庶民のメロン!むくみ予防にも最適なフルーツ

奈南有花

実は愛の象徴だった? ハマグリを食べて恋を叶えよう!

ふじなみまき

» 新着まとめ一覧

新着まとめ

最新のまとめをチェック♪

タマリロって知ってる?くせになるその味とは?

奈南有花

不思議な野菜、アーティチョークってどこを食べるの?

satoue

進化したジャガイモ”シャドークイーン”

Piccolino

うなぎの蒲焼きに欠かせない山椒は日本古来のスパイス

奈南有花

頭部のお肉で一番美味しい!?「カシラ」ってなに?

網野新花

» 新着まとめ一覧

人気のトピック

食材の旅に出よう♪

» トピック一覧準備中

300x250

» お気に入り記事一覧